鍼灸師、漢方コーディネーター、薬膳調整士、メディカルトレーナー、リラクゼーションセラピスト、土木一級施工管理技士の須藤です。
寒さが堪える季節がまだ続きますが、私は、温泉や焚火など、暑かった伊豆ではできなかった趣味を満喫しています。
そこで、まだ続く冬に備えての簡単な冬の食養生についてお話します。
冬の生活の心得は、「養腎防寒」です。冬は、木々が葉を落とし、生物も活動を抑え、蓄える時期です。冬では、「腎」の働きに気を付けて、「腎気」を衰えさせないようにし、その働きを活発化をさせることが大事になります。
【冬の食事の注意点】
(1)「腎」の働きを助ける
「腎」は生命エネルギーの元である「精気」の貯蓄場所です。
「腎」は冬の間、エネルギーを維持し、活動が活発になる春に備えて備蓄をしています。
動物性食品を多く摂るようにし、ビタミン、ミネラルの補充を心掛け、羊肉、大豆、クルミ、栗、キクラゲ、ゴマなどを積極的に摂取しましょう。
(2)硬いもの避け、温かいものを食べる
硬く、粘り気のあるものや生ものは「陰」の食物であるため、冬にこれらを食べると「脾胃」が損傷されやすくなるため、冬は温かく柔らかい物を食べるようにしましょう。
(3)「苦」を多く、塩辛いものは少なくする
冬は「腎」の働きが弱くなりますが、塩辛いものは「腎」の働きを活発化させます。
それが原因で、「心」の働きを衰えさせてしまい、健康に悪影響を与えます。
塩辛いものは少なく、苦い食べ物を摂取をするようにしましょう。
(4)根菜類の摂取でミネラルを補充する
ニンジン、山芋、レンコン、などミネラル分を多量に含む根菜類を多く摂りましょう。
カルシウムも摂り、寒さへの抵抗力をつけましょう。
(5)ビタミンを補充する
寒さは人の酸化作用を促進させるため、ビタミンA、B、Cが豊富な食べ物で補充をしましょう。
新鮮な野菜、果物を多く食べることが大事です。
ビタミンBは、口内炎予防に、ビタミンA、Cは寒さに対する抵抗力を高め、風邪、高血圧、動脈硬化など循環器系の疾患の予防に効果的です。
(6)鉄分を補充する
鉄分が不足をすると、エネルギー生産が減少するため、鉄分の豊富な卵黄、ホウレンソウなどを多く摂取しましょう。
(7)ショウガを食べる
ショウガを食べると血液循環が良くなり、発汗作用や胃液の分泌や
腸の働きを促進をさせて、食欲増進の効果があります。
以上の事を参考にしていただき、楽しく春を迎えていただけたらと思います。
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