鍼灸師、薬膳調整師、漢方コーディネーターの須藤です。
伊豆は早々と梅雨入りをしました。
梅雨が明けると一気に気温も上昇し、夏本番です。
今回は夏を目の前にしているので、夏の養生について少しお話をしたいと思います。
生活の心得として(養心防暑)です。
【夏の養生の注意点】
(1)暑さから身を守り、水分の消耗に注意をする
(2)土用の頃(2021年7月19日~8月6日)は湿気を防ぐ。土用の頃は、高温多湿で’湿邪’の侵入を受けやすくなります
(3)冷えに気をつける。夏は長時間冷房の効いた部屋で過ごす事が多くなりますので、夏風邪には注意が必要です
【食事の注意点】
(1)タンパク質を補いましょう
高温下では、体内で多くのタンパク質が分解されます。汗とともに窒素の量が増加をするためです。魚、乳製品、豆類等の良質なタンパク質を積極的に摂取しましょう。
(2)水分と無機質を補いましょう
大量に汗をかくと体内の水分と共にナトリウム、カルシウムが大量に失われます。ナトリウムは状況を見ながら、少しずつ、こまめに補給をしてください。18gを超えないように注意をしましょう。カリウムの補給は、豆類、昆布、卵などから摂るようにしましょう。
(3)体を冷やす食物を多く摂取しましょう
スイカ、メロン、ゴーヤ、キュウリなど清熱・利湿作用があります。
(4)殺菌作用のある食物を多く食べましょう
夏は病原菌も活動的になります。ニンニク、玉ねぎ、ニラ、ネギ、などは各種球菌、桿菌、真菌などに対する殺菌作用があります。
(5)滋養を心掛けましょう
夏は人体の陽気が盛んになります。陰の力が弱くなるので、陰を補うモノを食べましょう。小豆粥は腎臓の働きを助けて、水腫を取り除き精神を安定させます
(6)夏の水分補給方法
早めに補給をしましょう。喉が乾いてから補給をするのではなく、乾く前に水分補給をしましょう。飲みすぎには注意が必要です。水分補給は一気にではなく、少量をこまめにとることが大事になります。
上記の注意点を守りながら、暑い夏を乗り切って行きましょう!!
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